家庭教師というサービスを乗り物に例えて考えてみたいと思います。
例えば東京から大阪に行く時、どのような手段で行きますか?まさか歩いて行くという方はいないでしょう。大抵は新幹線や飛行機といった乗り物を使うはずです。
時間の流れが速く、忙しく生活している私たちにとっては、なんらかの目的がない限り歩いて東京から大阪まで行くことはありえません。
多少の出費は仕方ないとしても、新幹線や飛行機を使うはずです。
『東京から大阪へ一定時間までに行く』という目的を達成すべく、私たちは最適な乗り物を選択するわけです。
近所のスーパーへ行くのであれば、歩きでもいいですし、ちょっと距離があれば、自転車を使うということも考えられます。また、数キロ離れた病院に行くのであれば、自家用車を使うかもしれません。
目的地へ到達するための手段として、時間と費用を考慮しつつ最適な乗り物を選択する。そんなことを私たちは常日頃当たり前のように行っています。
ところで、このコラムのテーマは『家庭教師と乗り物』と題しましたが、家庭教師というサービスを考えた場合、乗り物に乗る行為となんら変わらないことに気がつきます。
受験勉強は受験日という期日が明確に決まった競争です。
受験日までに、合格最低ラインを上回れるように学力を引き上げる、つまり学力を一定のところまで到達させるために日々勉強という作業を行わなければなりません。
受験勉強は簡単ではありませんから、時にはつまずくこともあるでしょう。どうしてもここが理解できない。あの問題が解けない。
必死に頭を使って考え、独力で解決していく、つまづいたところを乗り越えていくという繰り返し作業は、今後の人生のとって決してマイナスにはなりません。
しかし、受験には先にも言ったように時間制限があります。試験当日までに合格レベルにまで学習能力を引き上げる必要があります。
そこに最大限の意識を持っていった場合、ゆうちょうなことは言ってられません。時には人の力を借りてでも短時間で疑問点を解決し、先に進めていく必要があります。
そんなとき、家庭教師は役に立ちます。問題解決を速やかに行い、次の課題に進む。そうすることで限られた時間を効率よく使うことができるようになります。
受験勉強の場合、志望校合格が最終目標となりますが、合格のための学習能力を効率よく引き上げるために、家庭教師というサービスを利用します。
効率よく目標地点に到達するという意味において乗り物を利用するのも家庭教師を利用するのも同じだと考えることができます。
ただし、注意しなければならない点もあります。新幹線や飛行機など公共交通機関を利用する場合、一度乗ってしまえば、黙っていても目的地へ連れていってくれますが、家庭教師の場合はそうはいかないという点です。
生徒本人のやる気が伴っていなければ、いくら優秀な家庭教師の指導を受けたとしても、思ったような成果をあげることはできません。